AAA/AATボランティア募集
老人保健施設「宗像アコール」での動物介在活動・動物介在療法の活動に参加していただけるボランティアスタッフを募集しています。

■ホメオパシーについて

一般に大型犬では7歳から、中型から小型犬では10歳を越えると高齢期に入ったといえます。高齢期になるとからだの代謝が変化し、各器官の予備力が減少します。その結果、病気に対する抵抗力が弱くなり、化学物質や薬物に対する解毒作用も減少します。これらの変化を無視して、若いときと同じようなライフスタイルを維持していると、老化はいっそう進行します。活力と免疫力を維持し、健康なままで高齢期を過ごすために、私たちがペットにしてあげられることはたくさんあります。


  一般のドッグフードやジャーキーには酸化を防止するための添加物が含まれています。これらの添加物の中には発がん性が指摘されていたり、人への使用が禁止されているものがあります。ドッグフードを食べている犬は添加物を毎日体に取り入れています。体はこれを解毒するために余分なエネルギーを消耗しています。添加物は内臓を酷使し、老化を促進します。ドッグフードを止めて手作りの食事を与えるか、体に負担の少ないプレミアムフードに切り替えましょう。ジャーキー類やソフトタイプのフードには大量の添加物が使用されていますので与えないようにしましょう。
  紫外線にあたると体内では活性酸素が発生し、活性酸素は細胞や遺伝子を傷つけ、老化を促進します。冬の寒さや、夏の暑さに過度にさらされると体温調節能力が低下した高齢犬は体力を消耗します。一般に室内で生活している犬は、戸外で生活している犬に比べて心身に受けるストレスが少ないので長生きします。戸外で生活している高齢犬は室内に入れるか、室内で過ごす時間を長くできないか検討してみましょう。それができない場合は犬のいる環境に改善の余地がないか考えてみましょう。
  高齢期に入ると、筋力が低下し、関節の軟骨がすりへり、関節をとりまく靭帯も弱くなります。若いときと同じような運動を続けていると、関節に無理な力がかかって変形性関節炎が起こることもあります。運動はゆっくり歩く時間を長く取り、短時間だけ走らせるようにしましょう。リードを放して自由に運動させることは避けましょう。過度の運動は大量の活性酸素を発生させ、老化を促進する一方、運動不足は筋力の低下を招きます。
  病気の治療に使われる抗生物質、化学療法剤、ステロイドホルモン等は最小限にとどめるようにしましょう。これらの薬剤は乱用することにより免疫力を低下させる恐れがあります。また、麻酔も腎不全や肝不全を誘発することがありますので本当に必要な場合に限るほうが良いでしょう。13歳から15歳以上の高齢犬に混合ワクチンを接種することは避けたほうが良いと思います。高齢犬へのワクチン接種は免疫介在性疾患やその他の慢性疾患をおこす危険性が議論されています。



  高齢犬の食事は自然な素材のものを与えましょう。ご飯や麦や全粒パンなどの穀類とキャベツ、ニンジン、セロリ、ダイコン、ごぼう、かぼちゃ、白菜、ピーマン、サツマイモ、ブロッコリーなどの根菜類は煮て、スープごと与えましょう。そうすれば水に溶け出す成分も逃がさず、消化されやすくなります。レタス、キュウリ、トマトなどの生野菜やリンゴ、ミカン、バナナなどの果物も与えましょう。緑黄色野菜や根菜類に含まれているカロチンやフラボノイド、各種のビタミン、ミネラルは強い抗酸化作用を持ち、老化を防ぎます。食事のバランスは穀類が4割、野菜が4割、肉や魚・卵などの蛋白質は2割ぐらいとします。肝臓や腎臓の弱っている高齢犬は蛋白質の割合をさらに制限する必要があります。
 
ネギとタマネギにはペットに有害な物質(アリプロピルジスルフィド)が含まれており、摂取すると赤血球が崩壊し、溶血・血尿・発熱・下痢・嘔吐などの中毒症状を呈することがあるので与えないようにしましょう。
  免疫力を強化するために、しいたけなどのきのこ類、にんにく、海藻類も時々与えましょう。またはこれらの成分が含まれたハーブミックスを与えることも良いでしょう。
  腸内の環境を良好に保つためにプロバイオティックス(消化酵素と乳酸菌の製剤)を与えましょう。またはヨーグルトなどの発酵食品を利用しましょう。人や動物の腸の中には何百種類もの微生物が共存しており、その中には乳酸菌を始めとする善玉菌と、病気の原因となる悪玉菌とがあります。善玉菌は食べ物の消化を助け、病気の原因となる悪玉菌やウィルスの増殖を抑える抗菌物質を生産し、体に必要な酵素を作っています。一方、悪玉菌は健康を阻害する毒素や発ガン物質を生産しています。病気や過労などの肉体的、精神的なストレスは善玉菌を減少させ、悪玉菌を増加させます。悪玉菌が増加すると、大量の毒素や発ガン物質が生産され、人と動物の健康に重大な影響を及ぼします。私たちはヨーグルトなどの乳酸菌飲料や納豆などの発酵食品を食べることで常に善玉菌を補給しています。
  年を取るにつれて、関節炎や筋肉痛、または慢性疾患などの障害が出てくることは避けられないことです。加齢に伴う障害を治療するときは、年齢に応じた、副作用の少ない方法を選ぶことが必要です。天然の物質を原料としてサプリメントや漢方薬、鍼治療、マッサージなどは高齢の犬に穏やかに作用します。



年を重ねるにつれ、犬の動きは鈍くなり、あなたの号令にも反応しなくなるでしょう。大きな声で叱ったり、号令することはもう止めにして、穏やかな声で話しかけましょう。たくさんの楽しい思い出を与えてくれた犬に感謝して、静かに共通の時間を過ごしましょう。そして、最後のときが来たら、無理に引き止めず、行かせてあげましょう。
愛があれば、また会えるのですから。