鍼治療

犬と猫の体の表面には約300個の経穴があり、これらの経穴は川のように流れる12本の経絡につながっています。この経絡は「肺経」「腎経」など臓器の名前がつけられ、実際、その臓器と関係しています。中国の伝統医学では、この経絡に添って「気」と呼ばれるエネルギーが流れており、気の流れが滞ったり、遮断されたりするとその部位または関係する臓器に病気が発生するとしています。鍼治療は気の流れを調整したり、気が足りない場合には気を補ったり、または気を抜いたりするものです。
鍼治療に効果のある疾病は運動器障害ばかりでなく、多岐にわたります。視力障害、慢性外耳炎、気管支喘息、椎間板ヘルニア、関節炎、前立腺炎、アトピー性皮膚炎などに効果が期待できます。また、免疫不全、腎不全、心不全、てんかんの補助療法としても一定の効果を上げています。


漢方薬の処方

漢方薬というと副作用が無い代わりに効き目も遅いというイメージがありますが、それは間違いです。漢方薬にも副作用はありますし、カッコントウなどの風邪薬は1〜2時間で効果が現れます。しかし、その副作用は化学薬品を使う従来の薬と比較するときわめて安全なものです。漢方薬の作用は身体のバランスを取り戻すのように働くので、きわめて穏やかです。
犬や猫は人よりも身体の予備力が小さく、体重も少ないので、人の薬を使うと効果が強すぎたり、副作用が強く出ることがあります。動物専用の薬もありますが、その種類は限られており、ほとんどは人と同じ薬が使われています。漢方薬はその点、動物にとって、とても使いやすく、特に慢性の疾患を持って弱っている動物や、年老いた動物にはきわめて効果的で安全に使える薬です。穏やかに作用する漢方薬と鍼治療で18歳から20歳に至るまできわめて高い生活の質を維持することができ、天寿をまっとうした犬も多数います。
漢方薬の効果が期待される疾患は椎間板ヘルニア、前立腺疾患、膀胱炎、気管支喘息、アトピー性皮膚炎、慢性胃腸障害、痴呆症などです。


ホメオパシー

ホメオパシーの起源は遠くギリシャ、ローマの時代までさかのぼると言われていますが、それを体系づけたのは19世紀のドイツの医師、サムエル・ハーネマンでした。ハーネマンは副作用をなくすため、最小限度の薬物を使用する研究を続けていましたが、薬物を超微量まで希釈すると、ある段階から治療効果が高まることを発見しました。これをホルメシス効果といいます。ハーネマンはさまざまな物質の効果を調べ、「健康な人にある症状を起こす物質を希釈して投与すると、その症状が出ている人を治す」ということを突き止めました。これを類似の法則といい、ホメオパシーと名づけられました。ホメオパシーは超微量の物質で身体を刺激して自然治癒力を引き出すものです。
ホメオパシーは薬害や副作用がなく、身体の真の治癒力を呼び覚ます治療法です。動物には特に高い効果を示し、現代医学では困難な病気も治癒しています。しかし、症状を押さえ込む現代医学に比べると治癒までに時間がかかり、忍耐が要求されます。


ホモトキシコロジー

ホモトキシコロジーはホメオパシーの原理に基づき、1940年代にドイツのレクヴェク博士が開発したホメオパシー複合製剤です。
この製剤は目的に応じてさまざまなホメオパシー製剤とノソードが組み合わせて配合されています。
そのため、単に症状を改善するだけでなく、細胞のマトリックスに潜んでいる毒素を排泄し、個々の臓器の機能を改善し、免疫系を強化する働きがあります。
製剤は現代医療の世界でも使いやすいように錠剤、注射液、軟膏など多くの種類が用意されています。


フラワーエッセンス

約70年前にイギリスで開発された花のエッセンスによる自然療法です。
問題行動の治療や精神疾患の治療で高い効果をあげています。雷や花火への極端な恐怖心や、人や動物への恐怖症または攻撃性が改善されます。また、慢性疾患での補助療法にも使用され、テンカンの発作や心臓の発作が緩和されます。


この他にも、レーザー治療、食事指導、サプリメントなどございます
自然療法に関してのご質問・ご相談があれば、福岡動物自然療法研究会までお問い合わせ下さい