メンタルクリニック桜坂
今月のコラム

パニック発作について

パニック発作(パニック障害)
今回は最近増えているパニック発作(パニック障害)のお話です。
観光シーズン真っ盛りですね。ドラマ「のだめ」の登場人物(千秋真一)ではないけれど、乗り物(飛行機・電車・バス)での移動中や渋滞・人混みで気分が悪くなる、そんな声をよくお聞きします。身体に異常がないのに 突然胸がドキドキする 脈が速くなる 息苦しくなる 過呼吸になる 冷や汗をかく ふるえが止まらなくなる 胸が痛くなる 吐き気がする めまいがするなどの症状がでることがあります。このような状態をパニック発作と呼びます。
旅行などに限らず、普段通りの生活の中でパニック発作が起こり、「このまま死んでしまうのではないか?」といった恐怖を感じることもあります。パニック発作は通常数分から長くても1時間以内におさまりますので、救急車を呼んで病院に着いたころには元気になっていたという方もいらっしゃいます。発作が起こったら、なるべく気を静め、ゆっくりと呼吸し、静かに休んで症状が治まるのを待ちましょう。でも、この発作はお薬で治療することができます。心当たりがある方は、お気軽に当院までご相談ください。

参考までに、パニック発作の判断基準を掲載しておきます。
DSM-IVによるパニック発作の診断基準
強い恐怖または不快を感じるはっきりと他と区別できる期間で、その時、以下の症状のうち4つ(またはそれ以上)が突然に発現し、10分以内にその頂点に達する。
1 動機、心悸亢進、または心拍数の増加。
2 発汗
3 身震いまたは震え
4 息切れ感または息苦しさ
5 窒息感
6 胸痛または胸部不快感
7 嘔気または腹部の不快感
8 めまい感、ふらつく感じ、頭が軽くなる感じ、または気が遠くなる感じ
9 現実感消失(現実でない感じ)、または離人症状(自分自身から離れている)
10 コントロールを失うことに対する、または気が狂ったようになることに対する恐怖
11 死ぬことに対する恐怖
12 異常感覚(感覚麻痺またはうずき感)
13 冷感または熱感

  掲載日:2006年11月6日

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